帰省先でのストレスやトラブルを未然に防ぐために覚えておきたい重要な視点を二つご紹介します。
一つは「(義)両親とは価値観が異なって当たり前」ということ。
自分たちは親の家族とはすでに別世帯であることや、「夫と話して自分たち家族は普段からこうしている」「だから私はこう思う」という考えを、会話のなかに折り込んでいきましょう。
もう一つは「意見をする」=「発言した人がその結果に責任を持つ」ということです。家族といえども、責任の持てない意見を押し付けるのは控える、意見する場合は一緒に責任を持つつもりで話し合う。この考えは、お互いの信頼関係のためのみならず、子どもの教育のためにもなります。

帰省のあり方も変わっていく、変えていく

いまは「連休に帰省する」という人が多数派かもしれませんが、これは、「若い世代が実家を離れて都心部などで働いている」という前提からできた行動様式です。高齢化がますます進み、都心集中が進んでいくとすれば、「実家と居住地」の関係性そのものが、日本全体の風潮として、少しずつ変わっていくことになるでしょう。
時には、帰省せずに家でゆっくり過ごす、また、実家や義実家の家族を含めて旅行に出かける、などの新しい過ごし方も提案してみるのも良いかもしれません。

LIMO編集部