最後に「どうやって貯蓄すればいいのか分からない」「貯蓄を続けていく自信がない」という方向けに、誰でも手軽にできる貯蓄の仕方をお伝えします。以下の方法なら、初心者の方でもすぐに始められますよ。

レシートに目を通す

いきなり「毎日しっかりと家計簿をつける」というのは、ハードルが高く感じるかもしれません。そこで、まずは毎日レシートに目を通すことから始めてみましょう。「これは無駄遣いだったかも」「ほかのもので代用できたな」といった反省点が見つかるかもしれませんよ。

支出の予算を決める

「今週の食費を計算しなきゃ」「家計簿を書かないと」と負担を感じていると、途中でうんざりしてしまう可能性があります。そこで、「食費は月に4万円まで」「レジャー費は2万円以内」のような予算を決めておきましょう。

これなら、毎日こまめに家計簿をつけていなくても、ある程度の予算内で生活費をやりくりできます。「今月の残りはだいたい1万円くらい」といったざっくりとした計算でいいので、面倒くさがりの人でも続けやすい方法ですよ。

先取り貯金を行なう

「余ったお金を貯金しようと思っていたのに、結局ほとんど残らなかった」というケースも珍しくありません。そのような事態を防ぐためにも、先取り貯金をして貯金用のお金を確保しておきましょう。

給料日になったら、貯金用の銀行口座にお金を移すだけ。それを毎月繰り返しているうちに、自然と貯蓄が増えていきますよ。

まとめ

40代から50代にかけて、貯蓄額が増えて負債額が減っている状況が分かりました。このことから、40代のうちは住宅ローンなどの返済を続けつつ、貯蓄にも取り組んでいく必要があるといえそうです。就職氷河期世代の今は、お金をやりくりする力が試される時期でもあるのでしょう。


【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

LIMO編集部