年収目標の上限を決めない

目指している年収を決めてしまうと、自分のなかのゴールが自然と定まってしまいます。仮に「年収2000万円の人はかなりのお金持ちだ」と考えていると、「年収2000万円の人は限界まで働いているはず」「どんな仕事をすればそんな収入を得られるのだろう」という思考回路になってしまいます。

収入を得る手段は仕事だけに限りませんし、投資やギャンブルでは得られる収入に限度はありません。「手段によっては得られるお金に上限がない」ということを視野に入れておきましょう。

お金にネガティブにならない

お金を持っている人に対して「税金が高そう」「他のものを犠牲にしてお金を得ている」と考えてはいませんか?このような考え方をしている限り、あなたの元にお金は集まってこないでしょう。

お金持ちになれる人は、お金に対してポジティブな気持ちをもっている傾向にあります。お金持ちに対する偏った考え方から脱却し、お金を引き寄せられるよう前向きに捉えておきましょう。

「メリハリ出費」のポイントは?

お金持ちの人は出費を極限まで減らしている、というわけではありません。無駄な出費は抑えつつ、ストレスが貯まらないよう適度に買い物もしています。このようにうまく出費のメリハリをつけることで、無理なく貯金を増やしているのです。

そのようなメリハリをつけるには、まず自分の支出状況をチェックして無駄遣いを見つけ出しましょう。家計簿をつけるのが苦手な方は、レシートを集めておくだけでも大丈夫です。1カ月分のレシートがたまったら、1枚ずつ見返して無駄遣いだと感じるものを探しましょう。

商品の値段だけではなく、「もっと安く手に入れる手段はなかったか」「本当に必要なものだったか」「この時に必ず買わなければならなかったのか」も含めて判断するのがポイントです。無駄だと感じたレシートだけを集めてみると、商品の値段や購入する場所などに共通点が見つかるでしょう。

「仕事帰りにコンビニでお菓子を買う癖がある」「外出のついでにカフェに寄る習慣がある」といったことが分かったら、「コンビニの利用は週に1回だけ」「お菓子はしばらく禁止」などの対策を行ないましょう。

まとめ

メリハリをつけた出費にこだわりすぎていると、溜めていたストレスが一気に爆発する可能性があります。その結果、反動による衝動買いが起きてしまうこともあるでしょう。今を楽しむためのお金もある程度用意しておき、うまくモチベーションを保つようにしておいてくださいね。

【参考】

『野村総合研究所、日本の富裕層は127万世帯、純金融資産総額は299兆円と推計』野村総合研究所

『住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(平成30年1月1日現在)』総務省

LIMO編集部