在宅勤務の日と出社の日では、交通費・ランチ代・ドリンク代・被服費に差が出てきます。交通費は定期代支給の方が多いでしょうから除外して考えたとしても、出社するより在宅勤務をしていた方がお財布には優しいという結果になります。
【在宅の日】ランチ代:自炊の場合材料費のみ
ドリンク代:自宅にあるものを飲む場合ほぼ0円
被服費:何を着てもいいので専用に購入する必要がない
【出社の日】ランチ代: 1,000円
ドリンク代: 250円(目安:ペットボトル2本)
被服費:30,000円(1シーズン)
【差】31,250円 ※筆者の場合
被服費は人により金額が大きく異なっている部分となりますが、週の半分出社の場合1シーズンにつき上下3セットあれば十分に着回しがききます。スーツの方やドレスコードの厳しい会社にお勤めの女性の場合、被服費はかなり高くなってきますよね。在宅勤務の場合、被服費に掛かる金額は毎日出社する場合の半分で済むはずです。靴や鞄に関しても同様です。また筆者の個人的な話で恐縮ですが、同僚に付き合ってパスタランチに強制連行ということもなくなりますので、万年ダイエッターにとっては金額以外でも自宅ご飯は非常にありがたいものがあります。
けれど、在宅勤務の場合、基本的に電気代は自己負担となる場合が多いです。そのため、パソコンやスマートフォンの電気代、また夏場・冬場はエアコン代が自己負担となります。そこまで大きな金額ではないですが、在宅勤務を始められる方はこの点認識をしておく必要があります。
5. 実際にやってみて体感した在宅勤務のメリットとデメリット
【メリット】自由な時間が増える
満員電車のストレスがない
節約になる
【デメリット】紙を使用しての作業ができない
筆者個人に関して言えば、在宅勤務で感じているデメリットはこのくらいです。まだまだ紙の契約書や直筆サイン・印鑑文化が根強い日本社会。自社がすべて電子化していても、他社や行政との兼ね合いで紙での仕事はどうしても残ってしまいます。この点への対応は、これから日本社会が在宅勤務を進めてゆく上での課題となってくるでしょう。
在宅勤務のメリットは、在宅勤務未経験の方が思っている以上に大きなものです。通勤に時間がかからず、また通勤するために身支度を整える必要もない。朝から満員電車で消耗をすることもなくなる。そのことが私たちの生活をどれほど豊かにし、どれほど心穏やかな日常をもたらしてくれるものなのか。このメリットは計り知れないものがあります。過労死や長時間労働がテレビのニュースを賑わせた昨今。悪しき文化は平成へと置き去り、新しい働き方で新しい令和を築いてゆきましょう。
水城 みかん