3. 政府が打ち出す総合経済対策の全体像をチェック
今回支給される物価高対応子育て応援手当は、2025年に閣議決定された総合経済対策に基づく支援です。
ここでは、「強い経済」を実現する総合経済対策における3つの柱について解説します。
3.1 第1の柱:生活の安全保障・物価高への対応
政府は物価高から暮らしと職場を守ることを掲げ、家計・事業者の負担軽減や賃上げ環境整備などへの取り組みを示しています。
家計の負担を軽減する対策として挙げられるのは、当記事で紹介した物価高対応子育て応援手当のほか、冬季の電気・ガス料金支援やガソリンの暫定税率廃止などです。
また、賃上げ環境の整備では、企業が原材料費やエネルギーコストを販売価格に適正に上乗せできるよう価格転嫁対策を講じるとしています。
3.2 第2の柱:危機管理投資・成長投資による強い経済の実現
政府は先行的かつ集中的な危機管理投資・成長投資を行うべく、経済・食料・エネルギー資源における安全保障の強化や、未来に向けた投資の拡大などの施策を示しています。
未来に向けた投資の拡大の具体的な取り組みは、先端科学技術の支援や健康医療安全保障の構築、NISA制度の充実による資産運用立国の推進などです。
3.3 第3の柱:防衛力と外交力の強化
国民の安全と繁栄を支える対策においては、外構・安全保障環境への対応と米国関税措置が掲げられています。
具体的な取り組みは、防衛力整備の推進や多角的な経済外交の展開のほか、関税の影響を受ける企業への資金繰り支援などです。
著者
一種外務員資格(証券外務員一種)保有/金融・法律専門ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)、行政書士資格を保有。岐阜県大垣市出身。大学では法学部・法律学科に在籍し、卒業後は株式会社名古屋銀行に入行。
個人リテール業務において、投資信託・生命保険商品の販売を中心とする資産運用のサポートのほか、住宅ローンや相続など幅広い業務に携わる。また、法人営業にも従事し、事業性融資や法人向けの運用商品販売を担当。
現在は金融・法律専門ライターとして活動。銀行員時代の経験や保有資格を活かし、専門的な内容を分かりやすく丁寧に解説することを得意としている。
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)