早めに始める「老後資金づくり」、最初にやるべき4つのこと

若いうちは、まだまだ定年まで時間があるので老後資金づくりと言われてもあまりピンと来ないかもしれませんね。もしくは、大事だとはわかっていながらも、手掛かりがなくて後回しにしている場合もあるのではないでしょうか。

しかし、どんなに後回しにしても誰も教えてくれることはありませんし、何か画期的な方法が見つかるわけでもありません。結局は自分でしっかり調べ、自分で考えることが大事なのです。そこで今回は、早いうちから始める老後資金づくりの最初のステップについてご紹介します。

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理想の老後の生活をイメージしてみよう

理想とする老後の生活を具体的にイメージしてみることはとても重要なことです。自分が思い描く老後の生活がはっきりしていないと、どのくらいお金を貯めたらいいか見当がつけられないからです。

老後のこととはいえ、結婚するのかしないのか、何人子どもを持つのか、どこに住むのか、日本で過ごすのか海外で過ごすのか、賃貸なのか持ち家なのか、退職金があるのかないのか、どういう業種で何歳まで働くのかなどが関係してきますから、これからの人生について改めて考えてみるつもりで臨みましょう。

独身で社会人歴が浅い場合は、まだ見通しが立ちづらいかもしれません。しかしその一方で、これからの人生を自分の力でデザインしていくことができるということでもあります。自分が目指す理想の老後の生活に向けて、今から準備を進めましょう。

たとえば筆者の友人には、老後にもう一度大学に通い直したいという人がいます。勉強が好きだったけれど、実家にそれほど経済的な余裕がなく、奨学金で一人暮らしのお金と学費を出していかなければならない状態だったために、学生時代はアルバイトばかりしていたというのです。それならばそのためのお金が必要ですよね。それも考慮して老後の生活資金を考えなくてはなりません。

また、将来は海外で暮らしたいという人もいます。その人はより具体的に、30歳で会社の制度を使って海外に留学し、海外の生活に慣れてその後海外支社へ異動、リタイアするまで海外で働いてそのまま永住したいと言っていました。ここまで細かく考えている人はあまり多くないと思いますが、こうした具体的な見通しがあるとお金も貯めやすいですしモチベーションも維持しやすいですよね。

自分の人生を1つの年表にまとめてみる

理想の老後の生活を考えたら、それを1つの年表にまとめてみてください。〇歳で~する、というのを箇条書きにしていくのです。28歳で結婚する、30歳で第一子が生まれる、32歳で第2子が生まれる、35歳でマイホームを購入する、という感じですね。それと同時に必要となるであろう金額を書き出していきます。すると、人生で必要となるお金が、あくまで概算ですが見えてくるはずです。

ただ、まだ老後まで先が長いうちはちょっと挫折しかけてしまうことがあるかもしれません。と言うのは、結婚や子どもの誕生、マイホームやマイカーの購入など、大きな出費があまりにも多いからです。せっかく貯めたお金が1つのライフイベントのためになくなって、また貯めたら次のライフイベントでなくなって、という繰り返しになってしまうのです。ですから、最初は長い目で見てペース配分を考えることが大事です。

自分で作った年表が頭に入っていれば、マイホームを購入したから今は貯金がほとんどなくなったけれど、まだ定年まで30年あるから大丈夫とか、子どもが社会人になった今からが貯め時だな、というようなことが俯瞰的に見えてきますよね。焦らずじっくり資産形成に取り組むことができますし、ペース配分も見えるので「今が頑張り時」とか「今は焦らなくていい」と、自分の出費と貯金をコントロールしやすくなります。

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執筆者
  • 大塚 ちえ
  • コラムニスト/ファイナンシャルプランナー

AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)資格保有。新卒から一貫して証券会社に勤務し、国内株やFX、CFD、先物・オプションなどデリバティブ商品の営業企画に従事。スポーツと音楽が趣味。金融機関勤めで得た知識と経験で、貯金・節約から投資までお金に関する悩みに向き合う。「くらしとお金の経済メディア LIMO」のほか、「Mocha」「DRESS」「CHANTO WEB」などに執筆。