株式市場の振り返り―東京は小幅下落。米国は大幅下落

2016年1月15日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比▲0.5%下落、TOPIXは同▲0.3%下落となりました。寄り付き後は前日終値を上回って推移したものの、後場に入って弱含み始め、大引けまでおおむね一貫して下落しました。

結局、前日終値を若干下回って終了しています。一方、15日の米国市場はS&P500が前日比▲2.2%の大幅下落となりました。これにより、18日の日本市場も再び荒れそうな気配です。

セクター動向と主要銘柄の動き―景気敏感株売り、内需株買い

15日の東京株式市場は、前場と後場で相場の流れが変わったものの、大まかに言えば、景気敏感株を売り、内需株を買う展開となりました。株式市場全体では前日を若干下げて終わった程度ですが、投資家によるセクターローテーションが引き続き行われている印象があります。

株価が上昇した内需株では、セブン&アイ・ホールディングス(3382)が前日比+0.5%上昇、ヤマダ電機(9831)が同+8.1%上昇、東海旅客鉄道(9022)が同+2.2%上昇、日本電信電話(9432)が同+1.6%上昇、ソフトバンクグループ(9984)が同+0.5%上昇しました。また、景気に対するディフェンシブセクターの1つ薬品株の代表格である武田薬品工業(4502)も同+0.5%上昇で引けています。

一方、株価が下落した景気敏感株ですが、電機株では日立製作所(6501)が同▲1.7%下落、東芝(6502)が同▲1.5%下落、日本電産(6594)が同▲1.7%下落、ソニー(6758)が同▲1.5%下落と、為替レートの円高水準も嫌気されたのか、一様に下落しています。

引き続きセクターアロケーションを行いながら、投資家によるポートフォリオをディフェンシブ銘柄にシフトさせるオペレーションを感じさせる展開です。リスクオフを伴いながら、セクターローテーションを実施している様子が伺えます。

本日のポイントと注目テーマと関連銘柄―リスクオフ×ディフェンシブ銘柄選好

15日の米国株式市場が大幅に下落したことを受けて、1月18日の東京株式市場も、リスクオフが加速する可能性が高そうです。ただし、15日の米国の株式市場では、アップルやマイクロソフト、アマゾン・ドット・コムといったICT(情報通信技術)関連銘柄の下落が中心となっていました。

残念ながら、日本株にはそうしたグローバルで競争できるICT銘柄がそもそもそれほど存在していないため、ICT銘柄での個別銘柄での影響度はそれほど大きくなさそうです。引き続き、ポートフォリオの景気敏感度を下げるようなセクターアロケーションが中心になると思われます。

そうした観点から注目されるのは、内需銘柄では、大きく売られた後のイオン(8267)や国内需要や一部外需も取り込める東日本旅客鉄道(9020)などでしょう。

また、原油価格下落により収益悪化が懸念されてきたエネルギー関連銘柄では、国際石油開発帝石(1605)や三菱商事(8058)などもエントリーポイントを探るという意味では注目が集まりそうです。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

LIMO編集部