総務省が2026年4月24日に公表した「2020年基準 消費者物価指数 全国 2025年度(令和7年度)平均」によれば、総合指数は前年度比2.6%の上昇を記録しており、物価高が家計に及ぼす影響は依然として続いています。
日々の生活費のやりくりに工夫が求められる一方で、将来に向けた老後資金もしっかりと貯めていきたいもの。「老後2000万円問題」が一時期話題になりましたが、まとまった資金を築くには時間をかけてコツコツと備えることが重要です。
連休の出費が落ち着き、家計を見直すのにちょうど良い今の時期。今回は「おひとりさま(単身世帯)」に視点をあて、年代別に貯蓄額の平均&中央値と、貯蓄を持っている人と持っていない人の違いをみていきます。
1. 【おひとりさまの貯蓄事情】年代別に「単身世帯の平均貯蓄額」をチェック
金融経済教育推進機構の「2025年家計の金融行動に関する世論調査」をもとに、直近のおひとりさまの貯蓄額を見ていきます。
世代別平均貯蓄額

出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」をもとにLIMO編集部作成
1.1 【30歳代】おひとりさまの貯蓄額(平均・中央値)はいくら?
- 金融資産非保有:32.3%
- 100万円未満:14.2%
- 100~200万円未満:14.2%
- 200~300万円未満:4.9%
- 300~400万円未満:4.3%
- 400~500万円未満:2.8%
- 500~700万円未満:5.5%
- 700~1000万円未満:3.1%
- 1000~1500万円未満:5.5%
- 1500~2000万円未満:4.3%
- 2000~3000万円未満:2.5%
- 3000万円以上:3.4%
- 無回答:3.1%
平均と中央値
- 平均:501万円
- 中央値:100万円
30歳代では、平均値が500万円を上回る一方、中央値は100万円という結果でした。
内訳を金額帯で確認すると、金融資産を保有していない人が32.3%、100万円未満が14.2%を占める一方で、3000万円以上を保有する層も3.4%存在しています。
1.2 【40歳代】おひとりさまの貯蓄額(平均・中央値)はいくら?
- 金融資産非保有:32.1%
- 100万円未満:15.1%
- 100~200万円未満:7.1%
- 200~300万円未満:5.9%
- 300~400万円未満:4.3%
- 400~500万円未満:2.2%
- 500~700万円未満:6.2%
- 700~1000万円未満:4.6%
- 1000~1500万円未満:6.2%
- 1500~2000万円未満:1.2%
- 2000~3000万円未満:2.8%
- 3000万円以上:9.9%
- 無回答:2.5%
平均と中央値
- 平均:859万円
- 中央値:100万円
40歳代の中央値は、30歳代と同様に100万円でした。
一方で平均額は30歳代より300万円以上増加しており、3000万円以上を保有する人は約1割ほどとなっています。

