冬の澄んだ空気は、ガーデニングには少し厳しい季節と感じるかもしれません。でも、日が当たりにくい北向きの玄関先や、お庭のちょっとした日陰(シェードガーデン)でも、寒さに負けずに可憐な花を咲かせる植物たちがいます。
寂しくなりがちな冬の景色に、ぱっと彩りを添えてくれる。そんな頼もしいシェードガーデンの主役候補たちをご存知ですか?
この記事では、冬の日陰でも育てやすい魅力的な5種類の草花を、参考価格とともに紹介します。初心者の方でも楽しめる植物ばかりなので、ぜひお気に入りを見つけてみてください。
1. 日陰に強い&毎年花咲く《最強の多年草》5選!植えっぱなしOK
1.1 スイセン(水仙)
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すっと伸びた緑の葉の間から、気品あふれる顔をのぞかせるスイセン。冬の冷たい空気の中で咲くその姿は、まるで春の訪れを告げているかのようです。
特にニホンスイセンは、冬から早春にかけて庭を彩ってくれる貴重な存在。日当たりの良い場所はもちろん、明るい日陰でも元気に育ってくれるのが嬉しいポイントです。
ただし、夏の強い日差しや風が直接当たる場所は少し苦手なので、建物の陰になるような場所を選んであげるとよいでしょう。咲いた花を数本お部屋に飾れば、ふわりと甘い香りが広がります。
※参考価格:300~600円前後(3~4号ポット苗)
1.2 ビオラ・ラブラドリカ
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シックな紫色の葉っぱに、宝石のような小さな紫色の花を咲かせるビオラ・ラブラドリカ。その落ち着いた色合いは、冬の庭をおしゃれな雰囲気にしてくれます。
「黒葉すみれ」という愛称も、この植物の持つ独特の魅力をよく表していますね。晩秋から春まで長く花を楽しめるうえ、花が終わった後も葉の色が緑に変化し、季節の移ろいを感じさせてくれます。
木漏れ日が差すような場所や、明るい日陰に植えてあげると元気に育ちます。地面を覆うように広がるので、グランドカバーとして足元を彩るのも素敵です。
※参考価格:500~800円(3号ポット苗)
1.3 クリスマスローズ
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冬の庭でうつむき加減に咲く姿が、奥ゆかしくも気品に満ちているクリスマスローズ。「冬の女王」とも呼ばれるその佇まいは、見る人の心を惹きつけます。
晩秋のころから春先まで、花が少ない時期に庭を彩ってくれる貴重な多年草です。夏の強い日差しやじめじめした環境は少し苦手なので、水はけの良い半日陰や、落葉樹の下のような場所が居心地の良いすみかになります。
花の色や形、大きさもさまざまで、コレクションしたくなるほど品種が豊富。きっとあなたのお庭にぴったりの一株が見つかるはずです。
※参考価格:1000~2000円前後(3号ポット苗)
1.4 スノードロップ
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まだ雪が残る地面から、そっと顔を出すスノードロップ。その名の通り、まるで雪のしずくがそのまま花の形になったかのような、清らかで可憐な姿が魅力です。
2月から3月にかけて、うつむきがちに咲く小さな白い花は、春の訪れを誰よりも早く教えてくれるかのよう。寒さにはとても強いのですが、夏の蒸し暑さや強い日差しは苦手です。
庭に植えるなら、夏には木陰になるような場所を選んであげましょう。鉢植えで楽しむ場合は、夏の間は涼しい日陰に移動させてあげると元気に夏を越せるかもしれません。
※参考価格:500~800円(3号ポット苗)
1.5 ユキワリソウ(雪割草)
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その名の通り、固い雪を割って芽を出すほどの生命力を持つユキワリソウ。早春のまだ寒さが残る頃、色とりどりの花を咲かせます。
花びらのように見える部分は実は萼片で、ピンクや青、紫など、はっとするほど鮮やかな色彩が揃います。山野草ならではの、どこか素朴で自然な佇まいが心を和ませてくれます。
もともと木々の下で育つ植物なので、直射日光が当たらない明るい日陰が大好きです。特に初夏から秋にかけての強い日差しは葉を傷めてしまうことがあるので、置き場所には少し気をつけてあげましょう。
※参考価格:500~1000円(2~3号ポット苗)
2. 日陰の庭づくりをもっと楽しむために
日が当たりにくいからと、ガーデニングを諦めてしまうのはもったいないことです。今回ご紹介したように、日陰の環境を好んでくれる健気で美しい植物はたくさんあります。
大切なのは、それぞれの植物が好む「日陰の質」を見極めてあげること。「一日中薄暗い場所」なのか、「午前中だけ日が差す場所」なのか、ご自宅の環境をよく観察して、ぴったりの植物を選んでみてください。
きっと、あなたのお庭やベランダが、冬でも心安らぐお気に入りの空間になるはずです。
3. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?
日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い6/7
出所:LIMO編集部作成
さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。
- 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
- 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
- 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
- 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。
「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。
可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。
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LIMOガーデニング部