2026年、新しい1年がはじまりました。この年末年始は何かと支出が増える時期。つい財布の紐が緩みがちになってしまいますが、昨年は物価高で支出が増えた方も多いのではないでしょうか。「貯蓄の目標額に届かなかった」という方は、日々の習慣を見直してみるとよいかもしれません。
今回は年代別の貯蓄状況を紹介し、貯蓄が多い人に共通する特徴を紹介します。
1. 【みんなの貯蓄】最新データで見る!「平均貯蓄額1000万円」突破するのはどの年代から?
J-FLEC(金融経済教育推進機構)が2025年12月に発表した「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」で年代別の貯蓄額の平均をみていきましょう。金融資産保有していない世帯を含む2人以上世帯における年代別の金融資産平均保有額は下記のとおりです。
※金融資産保有額には、預貯金以外に株式や投資信託、生命保険なども含まれます。また、日常的な出し入れ・引落しに備えている普通預金残高は含まれません。
- 20歳代:525万円
- 30歳代:1096万円
- 40歳代:1486万円
- 50歳代:1908万円
- 60歳代:2683万円
- 70歳代:2416万円
30歳代には1000万円台を突破し、セカンドライフが目前に迫る50歳代で2000万円近く貯められていることから、年齢に比例しながら順調に貯蓄ができていることがうかがえます。
しかし、この結果を見て「同年代はこんなに貯蓄しているの?」と不安を感じた方も多いかもしれません。年代別の貯蓄状況を見るときは、あわせて中央値も確認することでより正確な実態を把握することができます。
