4. まとめにかえて

2024年度の年金統計からは、厚生年金の加入者が増える一方で、「扶養」に入る第3号被保険者が大きく減っていることがわかりました。背景には、社会保険の適用拡大により、パートやアルバイトでも厚生年金に加入する人が増えていることがあります。

また、年金の受け取り方でも、将来の増額を見据えて「繰下げ」を選ぶ人が徐々に増えています。年金は、働き方や受給時期によって将来の安心感が変わる制度です。

まずは、自分がどの年金に加入しているのか、いつから受け取る選択肢があるのかを確認することが、これからの備えにつながる一歩といえるでしょう。

参考資料

村岸 理美