ここでは、習い事を全てやめさせるのを避けた方が良い3つの理由を説明していきます。親が思う以上に、習い事への愛着がある場合もあります。子供にとってのオアシスを失くさないように気をつけましょう。

理由1. 息抜きが出来る場所がなくなる

親の目を気にせず、伸び伸びと取り組んでいる習い事を奪われると子供は大きなダメージを受けます。「もうそろそろ塾にシフトチェンジしたい」などと親が勝手にやめさせるのは、子供の心を傷つけるだけなので気をつけましょう。

日頃、親からガミガミ注意されたりしているタイプの子は、習い事を息抜きの場所にしているケースも多いのです。

理由2. 習い事に仲良しのお友達がいる

習い事先に気の合う友達がいるのに、子供の気持ちを考えずにやめさせるようなことは控えましょう。学校の友達より仲が良かったり大切にしている場合はなおさらです。

友達と会う楽しみがなくなってしまうと、ふさぎ込みがちになります。とくに自我が芽生えてくる10歳以降だと、やめた後の立ち直りに時間がかかる恐れがあります。子供が心待ちにして通っている習い事をやめさせるのは避けてください。

理由3. 子供の生活の一部になっている

子供の中で、通うことが当たり前な生活の一部となっている習い事を、親の独断で辞めさせることをしないようにしましょう。そういった行動は「親は自分のことを理解してくれない」と子供に不信感を抱かせてしまいます。

親が相談もなく習い事をやめさせたことで、反抗的な態度を取り始めたりする可能性もあります。「そろそろやめ時?」と親が思っても、必ず子供の話を聞くことが大切です。

まとめ

増え続ける子供の習い事の整理整頓は遅かれ早かれやってきます。親の考えだけで、やめる習い事を決めるのは避けるようにしましょう。子供が元気に楽しく通っている習い事を残しつつ、整頓していくことが大切です。

親の方も「勉強系は残しておきたい!」というエゴを持たず、子供の様子からやめる習い事の見極めをしたいものです。

中山 まち子