本記事では三井住友フィナンシャルグループ(8316)の株価について解説します。

2025年12月22日時点における過去1年間の株価の推移や最高値など、今後の投資判断や株価分析に役立つ情報をお届けするので、参考にしてください。

※リターンなど%表記のものは小数第三位を四捨五入した結果を表示しています。

1. 2025年12月22日の三井住友フィナンシャルグループの株価は5064円

2025年12月22日時点、三井住友フィナンシャルグループの株価(調整後終値)は5064円となっています。

また、1年前(2024年12月23日)の株価は3694円です。

仮に、2024年12月23日時点で三井住友フィナンシャルグループの株を取得していた場合、リターンは+37.09%となります。

※株式分割が実施された場合は、分割前の株価についても遡及して分割後の調整値を採用しています

※リターン計算において配当、株主優待は考慮していません

2. 三井住友フィナンシャルグループの1年間の株価推移【2025年12月22日時点】

三井住友フィナンシャルグループ株の過去1年間の値動きを見ていきましょう。

昨年の秋冬から今年4月初旬にかけては、4000円の大台をターゲットとした右肩上がりの推移を見せていました。

【春先の急落と停滞期】
しかし、4月4日に中国が米国の関税措置に対する報復措置を公表したことで、市場には先行きへの警戒感が広がりました。米国市場の急落が波及する形で、4月7日の日経平均株価は前日比2644円安と大きく崩れ、同社の株価も8%を超える大幅下落を余儀なくされました。

その後、7月頃までは暴落前の水準を奪還できずにいましたが、9月に向けて再び勢いを取り戻し、4000円台へと浮上します。

【高値更新と調整局面】
9月下旬には一時4300円目前まで迫る場面もありました。しかし、配当権利落ちの影響や、10月に入ってからの期初特有の売り圧力に押され、節目となる4000円を割り込むなど、しばらくは上値の重い状況が続きました。

【11月の決算発表と利上げ期待】
11月に入ると地合いは好転し、堅調な動きを見せます。14日に発表された第2四半期決算が良好で、業績の上方修正や増配が好感されると、17日には4500円台まで上昇しました。

【日銀の政策転換と今後の展望】
その後は日本銀行による利上げ期待などを背景に株価は伸び続けていきます。12月15日にはついに5000円の大台に乗せ、翌16日は一時5114円と上場来高値を更新しました。

19日、日本銀行は金融政策決定会合において政策金利を0.75%へと引き上げました。これに呼応して長期金利も2%台へと上昇しています。利ザヤの改善が直接的な収益押し上げ要因となる銀行セクターにおいて、三井住友フィナンシャルグループにとってはこのマクロ環境の変化が強力な追い風となっており、市場の視線はさらなる上値の余地へと注がれています。

※株価チャートは配信先によっては表示されていない可能性があるため、ご覧になりたい場合はLIMOにて記事をご参照ください。

三井住友フィナンシャルグループの株価推移(1年間)

三井住友フィナンシャルグループの株価推移(1年間)

出所:各種資料をもとに筆者作成

過去1年間における株価(終値ベース)の最高価格と最低価格は次のようになりました。

  • 最高価格:5090円
  • 最低価格:2869.5円

仮に最低価格および最高価格で売買できた場合、過去1年間で実現できた最高リターンは+77.38%です。

三井住友フィナンシャルグループの株価推移(過去30営業日)

三井住友フィナンシャルグループの株価推移(過去30営業日)

出所:各種資料をもとに筆者作成