シリーズでお伝えしている「個人投資家向けの株主優待研究」。株主優待制度は、株主は株式を発行している上場企業が提供している商品であったり、サービスの優待券であったりを手にすることができます。株式投資では値上がり益や配当が主な醍醐味ですが、それらに次いで株主優待も人気です。今回は藤田観光の株主優待と株価動向について見ていきましょう。

藤田観光の株主優待の概要

さて、同社の株主優待の詳細を見ていきましょう。

対象株主

同社株式を100株以上保有の株主

株主優待確定日

  • 毎年12月末
  • 毎年6月末

株主優待内容

「株主優待券」:「宿泊」・1枚あたり(1室1泊)基本料金の50%割引(最大2万円割引)、「飲食」・1枚あたり(飲食1回)飲食料金の20%割引(最大1万円割引)、「入場」・1枚あたり(入場1回)入場料金の50%割引(1枚10名まで)。「宿泊」の対象施設はホテル椿山荘東京、箱根小涌園 美山楓林、Nordisk Village Goto Islands、ホテルフジタ奈良、ホテルフジタ福井、ホテルグレイスリーの各ホテル、ワシントンホテルの各ホテル、箱根小涌園 天悠、伊東小涌園、伊東緑涌、由布院 緑涌、藤乃煌 富士御殿場、十和田ホテル。「飲食」の対象施設はホテル椿山荘東京、太閤園、シビックスカイレストラン椿山荘、東京大学伊藤国際学術研究センター内レストラン、和食 折紙 浅草、割烹日本料理 光琳(台北)、「宿泊」施設内の飲食店舗。「入場」の対象施設は箱根小涌園ユネッサン、下田海中水族館。
「提携施設株主優待券」:「宿泊」・1枚あたり(1室1泊)室料の20%割引(最大1万円割引)。対象施設は名古屋国際ホテル、ワシントンホテルプラザチェーン。

株主優待基準

<12月末および6月末>

  • 100株以上300株未満:株主優待券10枚、提携施設株主優待券3枚
  • 300株以上500株未満:株主優待券20枚、提携施設株主優待券6枚
  • 500株以上:株主優待券30枚、提携施設株主優待券9枚

発送時期および有効期間

  • 12月末:翌年3月に発送、4月1日から9月末まで有効
  • 6月末:9月に発送、10月1日から翌年3月末まで有効

株主優待内容だけではなく、株価にも注意したい

株式投資をされている方で株主優待だけに興味があるという人は少ないでしょう。