7. まとめ:平均を知ることが老後設計の第一歩
国民年金・厚生年金の平均受給額を年代別に見ると、「ふつうの年金額」がどの水準にあるのかが見えてきます。
一方で、実際の年金額は加入期間や働き方、厚生年金の有無によって大きく異なり、平均だけでは判断できないのも事実です。
2025年度は年金額が1.9%引き上げられましたが、物価上昇の影響を考えると、家計に余裕を感じられない世帯も少なくありません。
年内最後の年金支給日を迎えるこの時期だからこそ、ご自身の年金額を「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認し、平均と比較してみることが重要です。
早めに現状を把握することで、今後の生活設計や支出の見直しにもつなげやすくなります。気になる方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
参考資料
加藤 聖人
執筆者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険募集人。証券会社で約8年間、株式や投資信託、生命保険等の販売に携わる。退職後はフリーライター兼個人投資家として活動。金融ジャンルの記事を中心に執筆しつつ、日々のマーケット動向も注視している。
監修者
マネー編集部年金班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、地方自治体の公務員や生命保険会社等の金融機関にて勤務経験が豊富な編集者が中心となり、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度などをテーマに、丁寧で読者にとってわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部年金班に所属する編集者は地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか等のファイナンシャルアドバイザー経験者等で構成されており、表彰歴多数の編集者も複数在籍しており、豊富な金融知識をもとにした記事に定評があります。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。(最新更新日:2025年6月8日)