3. 春まで植えっぱなしで楽しむための「お手入れ」5つのコツ

はさみを使ってパンジーの花がら摘みをしている様子

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3.1 こまめな花ガラ摘み

花がら摘みは、新しい花を咲かせるためには欠かせないお手入れ。咲き終わった花をそのままにしておくと、種を作ろうとしてエネルギーを使ってしまいます。

花がらは茎の付け根から摘み取り、寄せ植えをスッキリきれいに保ちましょう。

3.2 適切な追肥

植物は冬の間は成長が緩やかなため、肥料は控えめで大丈夫ですが、2月下旬~3月に入り暖かくなり始めたら、春の開花に向けて週に1回〜10日に1回程度、追肥として液体肥料を与えましょう。

3.3 水やりの頻度

冬は生長スピードが緩やかなので、過湿で根が傷まないように乾燥ぎみに管理します。気温が上昇し始めると、植物の吸水量が急に増えるため、土の表面が乾いたらたっぷりと与え、水やりの頻度を上げましょう。

3.4 置き場所

冬の寄せ植えは冷たい北風や霜に当たると葉が傷むことも。最低気温が下がる夜間は、建物の壁際や軒下など、風が直接当たらない場所に移動させると安心です。日中はしっかりと日光に当てることで、春に向けて健康な株を育てることができます。

3.5 定期的なチェック

春の暖かさとともに、病害虫が多発します。定期的に株元をチェックし、黄色くなった下葉や傷んだ葉は取り除くのがおすすめ。早期に発見して対処することで、農薬を使う回数が減り、コストを節約できます。

4. 冬~春まで彩り豊かな寄せ植えでベランダを華やかに

冬の寒さに耐え、春の暖かさでさらに輝きを増す寄せ植え。冬~春にかけて長く咲き続ける植物を組み合わせることで、頻繁な植え替えのコストや手間も減らせます。

厳しい寒さの中でも色あせず、春の訪れとともにボリュームアップしていく寄せ植えを飾って、ベランダを彩り豊かな空間にしてみませんか。