貯蓄額を増やすには、日々の生活の中で「流れ」を作り出すことが大切です。その流れの作り方をご紹介しましょう。

固定費を見直す

思うように貯蓄を増やせない方は、固定費の割合が大きすぎる可能性が考えられます。まずは家計簿をつけ、毎月の光熱費や水道代などを確認しましょう。

とくに注意すべき項目は、支出における割合が大きい「家賃」。通勤交通費が支給される会社に勤めているのなら、家賃の相場が安いエリアに引っ越すのも選択肢の一つです。

安易に物を買わない

「季節が変わったから」「新商品が出たから」という理由で、すぐに新しい物を買おうとしていませんか?財布のひもが緩い状態が続くと、貯蓄するお金が出ていく一方です。財布を取り出す前に、その商品の必要性を自問自答する癖をつけておきましょう。

まとめ

平均値だけを見ると「こんなに高いのか」と驚く貯蓄額ですが、中央値を見て少しホッとした方も多いのではないでしょうか。

なかでも目を引くのが、シニア世代の貯蓄額。40代未満と比較すると、かなりの差がありましたね。退職金だけを頼りにせず、いまのうちから貯蓄を増やしておくと安心でしょう。


【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

LIMO編集部