2. 【シニアの家計事情】「60歳代後半・70歳代前半・75歳以上」の月の家計収支はいくら？
ここからは、60歳代後半・70歳代前半・75歳以上の3つの年代に分けて生活費を確認していきます。
2.1 60歳代後半・70歳代前半・75歳以上の「平均的な実収入」
- 65～69歳：30万7741円（うち社会保障給付21万6915円）
- 70～74歳：27万5420円（うち社会保障給付21万7558円）
- 75歳以上：25万2506円（うち社会保障給付20万7623円）
収入面を見ると、いずれの年代でも年金額はおおむね21万円前後です。
ただし、年金額には加入歴などにより大きな差が出るため、自分の年金見込み額を知りたい場合は「ねんきんネット」で確認しておきましょう。
2.2 60歳代後半・70歳代前半・75歳以上の「平均的な支出合計（非消費支出・消費支出）」
- 65～69歳：35万2686円（4万1405円、31万1281円）
- 70～74歳：30万3839円（3万4824円、26万9015円）
- 75歳以上：27万3398円（3万558円、24万2840円）
支出の面では年代ごとに差があり、60歳代後半は35万円台、70歳代前半では30万円台、そして75歳以上になると27万円台となっています。
年齢の上昇に伴い支出が抑えられる傾向は見られるものの、実際の金額は世帯ごとの生活状況によって異なります。
3. まとめ
この記事では、厚生年金と国民年金の平均受給額や男女差を確認し、シニア世代のひと月の家計収支の実態を見てきました。
平均額を知ることで、老後の生活設計に必要な資金の目安がつかめますし、男女差や世代ごとの支出傾向を理解することで、より現実的なプランを立てやすくなります。
年金だけでは不足するケースも多いため、貯蓄や資産運用、節約の工夫をどう組み合わせるかが重要です。
年末は家計を見直す絶好のタイミング。今回の情報を参考に、安心できる老後に向けて一歩踏み出してみてください。
※本記事の制作にあたって、一部AIを活用しています。
参考資料
マネー編集部年金班
