「貯金1000万円」と「年収1000万円 」一体どちらがお得なの?

年収1000万円がある生活と、貯金が1000万円ある状態。あなたはどちらの方により魅力を感じますか?「貯金があれば安心できそう」「高年収なら貯金も増やせる」と、さまざまな考え方がありますよね。

今回は、そんな考えるだけでちょっとワクワクする選択肢を、リアルな目線で判断していきます。

年収1000万円と貯金1000万円ならどちらがいい?

まずは、「貯金1000万円」という選択肢から見ていきましょう。かなり魅力的な金額ですが、本当に裕福な生活が手に入とは限りません。貯金だけではなく、「ネット負債」という存在も一緒に考える必要があるためです。

続きを読む

仮に貯金が1000万円あったとしても、住宅ローンの借入が3000万円というケースもあり得ます。ネット負債で判断すると、「金融資産があって裕福」とは言い難いでしょう。

また、金融機関に預けていたとしても、1000万円に対する利子だけで生活出来るものではありません。となると、リスク性資産で運用することも選択の1つでしょう。

ただし、年間20%で運用したとしても、1000万円に対する超過収益は200万円。利益を確定したら、税金も差し引かれることになります。貯金が1000万円あるからと言って、そのお金だけで生活をしていくのは困難と考えられます。

ここまでくると、「年収1000万円のほうがいいのでは」と感じることでしょう。そもそも、日本の給与所得者の中で「年収1000万円」を手にしているのは、わずか4%程度にとどまります。そのラインに到達できる点を踏まえると、さらに魅力を感じますね。

単身世帯で貯金1000万円はいるの?

1000万円だけで生活をするのは難しいものの、それだけ貯金があれば、かなりの安心感を得られます。とはいえ、1000万円も貯めるのはなかなかのハードル。単身世帯で貯金1000万円の人は、一体どのくらいいるのでしょうか。

2018年11月9日に金融広報中央委員会(事務局 日本銀行情報サービス局内)の「知るぽると」が発表したデータを見てみましょう。金融資産を保有する単身世帯の金融資産保有額の平均値は1234万円、中央値は515万円という結果でした。金融資産を持たない世帯をいれた場合、平均値は744万円、中央値は50万円となります。

続いては、分布を確認しましょう。金融遺産保有世帯の保有額レンジごとの比率は、以下の通りです。

3000万円以上:11.7%
2000万以上3000万円未満:6.6%
1500万円以上2000万円未満:3.2%
1000万円以上1500万円未満:8.3%
700万円以上1000万円未満:5.9%
500万円以上700万円未満:7.4%
400万円以上500万円未満:3.4%
300万円以上400万円未満:5.7%
200万円以上300万円未満:7.0%
100万円以上200万円未満:11.5%
100万円未満:24.9%

※無回答 4.4%

金融資産で1000万円以上の単身世帯は、金融資産保有世帯の中では29.8%という結果でした。なお、金融資産を保有しない世帯が38.6%あることも視野に入れておきましょう。

また、貯蓄には金融機関への預貯金や株式や投資信託、保険などが含まれています。1000万円超がすべて預貯金というわけではないのでご注意ください。

年収1000万円が目指せる企業

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
LIMO編集部

LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に立ち上げ。その後Longineのサービスは2020年3月に終了となったが、Longine編集部のメンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、証券・金融業務メンバーに業界紙出身の新聞記者などもメンバーに加え、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。