6. まとめ
厚生労働省の統計によれば、厚生年金(国民年金部分を含む)で「月10万円以上」を受け取っている人は約78.8%と大半を占めています。
一方、国民年金だけの場合は受給額が低く、10万円未満の世帯も少なくありません。
標準的な夫婦モデルの年金額は月23万2784円で、支給は2ヵ月に1度のため、1回あたり約46万5000円が振り込まれる計算になります。
また、公的年金だけで生活している高齢者世帯は全体の43.4%にとどまり、多くの世帯が年金以外の収入を必要としている状況です。
自身の将来の受取額は「ねんきんネット」で把握し、老後の家計設計を考えていきましょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「いっしょに検証!公的年金 公的年金の仕組み」
- J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」II 各種世帯の所得等の状況
加藤 聖人