以前転勤族だった筆者は、転勤先の幼稚園・小児科・歯医者などの評判が分からずに困りました。そんなときに助けられたのが、会員制の口コミサイトです。

口コミは個々人の意見ですから、全て当たっているわけでもありませんし、捉え方も人によって異なります。実際に自分で見ることが一番ですが、乳幼児連れでは数多くの場所へ足を運ぶわけにもいきません。

「誰も知り合いがいない、何も分からない」という環境下では、数多くある中から複数のものを絞るために、口コミサイトは一つの参考になりました。これに加え、市や子育て支援センターに常駐する保育士さんなどに聞いたことも、もちろん役に立ちました。

ネットも、リアルも、大切に

ネットの情報は全て正確なわけではないので、慎重に選ぶ必要があります。育児情報においては、逆に不安を煽る危険性があるのも確かです。ただ現代の核家族・ワンオペ育児という育児環境では、ネットが助けや頼りになるということもそろそろ認めたいものです。

また、環境や価値観が大きく変化する現代では、「祖父母や親戚に相談すれば正解」とも言えなくなりました。たとえばアレルギーについても、祖父母世代は「昔はなかったから、ちょっとくらいなら大丈夫」と言う人も少なくありません。女性の仕事やワンオペ育児について、理解のいない祖父母世代も多いものです。

現代の育児環境では、ネットも大切なパートナーと言えるでしょう。ただ、子育てにおいてはリアルなつながりが大切なことも確かです。ネットに加え、リアルな場でも親同士(特に未就園児)が今よりもつながれる場が整備されるとよいでしょう。

宮野 茉莉子