65歳以上×住民税非課税世帯は対象かも?【老齢年金生活者支援給付金】12月15日の年金支給日に「2カ月分1万900円」上乗せされるのはどんな人
申請しないと受け取れない《国からの給付金》支給要件・請求手続きをカンタン解説
Tatsiana Khamitskaya/shutterstock.com
寒い季節が近づき、年金生活を送る方にとって、日々の生活費は特に気になるテーマではないでしょうか。公的年金は老後の生活の基盤ですが、「年金だけでは少し不安」と感じる方も少なくありません。
実は、基礎年金の受給者のうち、一定の所得要件などを満たす場合に、年金額に上乗せして受け取ることができる心強い制度があります。それが「年金生活者支援給付金」です。
高齢者世帯の暮らしと深く関わる「老齢年金生活者支援給付金」は、2025年度の基準額が月額5450円に改定され、生活をサポートするたいせつな役割を担っています。しかし、この給付金は自動的に振り込まれるわけではなく、ご自身で請求手続きをおこなう必要があります。
本記事では、この「老齢年金生活者支援給付金」の支給要件、給付額、そして請求手続きの方法について詳しく解説します。
さらに、最新の公的年金の平均受給額や、2025年年金改正によるiDeCo(イデコ)の加入年齢引き上げなど、老後資金準備に関する注目情報もあわせて整理します。
1. 年金生活者支援給付金とは?基礎年金に「上乗せ」される公的制度
「年金生活者支援給付金」は、基礎年金の受給者が一定の所得要件などを満たす場合、年金額に上乗せして受け取ることができる給付金です。
受給中の年金種類に応じて、それぞれの給付金が設けられています。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
すでに基礎年金を受給中の人が、所得が下がったことなどにより新たに「年金生活者支援給付金」の対象となった場合、例年9月の第1営業日(2025は年9月1日)以降順次、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が緑色の封筒で届きます。
※老齢年金を繰上げ受給中の人には、別の様式で届きます。

出所:厚生労働省「年金生活者支援給付金」
なお、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が届いた場合、電子申請による請求書の提出も可能です。
スマートフォン(またはPC)とマイナンバーカードにより電子申請で提出した場合、郵送での提出は不要となります。
著者
ファイナンシャルアドバイザー/一種外務員(証券外務員一種)/生命保険販売資格
相続診断士、一種外務員(証券外務員一種)、生命保険販売資格を保有。関西学院大学国際学部卒業後、人材業界にて求職者のキャリア支援や企業の採用コンサルティングに従事。その後、ジブラルタ生命保険株式会社に入社し、生命保険販売業務に携わる。現在はファイナンシャル・アドバイザーとして人生設計をサポートし、資産形成から相続までのライフステージに応じた提案を得意としている。お客様からの紹介を通じて、老若男女問わず幅広い世代の人生やお金にまつわる相談経験を待つ。また、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト「LIMO&ファイナンス」で執筆も行う。兵庫県三田市出身。
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)