秋も深まり、肌寒さを感じる季節となりました。さて、11月は日本年金機構と厚生労働省が定める「ねんきん月間」です。 ご自身の年金や老後の生活について、改めて考える良い機会ですね。
次の年金支給日は12月15日。この日に公的年金とプラスして「年金生活者支援給付金」が振り込まれる方がいるのをご存じでしょうか?
公的年金の他に、国から基準額で月額5410円(令和7年度)が受け取れるこの制度は、老後の生活を支える大切なセーフティネットです。しかし、「自分がもらえるか分からない」「手続きが面倒そう」と、申請をためらっている方も多いかもしれません。
この記事では、年金生活者支援給付金が「どんな人」に、「いくら」、そして「どうすれば」もらえるのかを解説します。
1. 年金生活者支援給付金とは?
年金生活者支援給付金は、年金に上乗せして支給される給付金で、以下の3種類があります。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
「老齢・障害・遺族」、それぞれの基礎年金を受給中の人が、公的年金を含めても所得が一定基準以下となる場合に、2カ月に一度、受け取ることができるものです。
