2017年の平均貯蓄額(2人以上世帯)は、1812万円であることが判明しました。その一方で、2009年の調査では1638万円という結果に。10年ほどで、100万円以上も増加していることが分かります。

また、2017年の1074万円だった中央値は、2009年の988万円から80万円以上の増加が見てとれます。

「貯蓄」に含まれる項目は?

今回取り上げた総務省の「家計調査報告[貯蓄・負債編]」では、貯蓄を以下のように定義しています。先ほどのデータを見て「わが家の貯蓄額とかけ離れている」と感じた方は、投資信託や社内預金などの存在を忘れていないか確認しておきましょう。

ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計

まとめ

平均貯蓄額・平均負債額ともに、近年では増加傾向にあることが分かりました。その一方、負債保有世帯は減少傾向に。今後の動向は定かではないものの、だからこそ老後の資金はしっかりと備えておきたいものです。今回の結果を踏まえて、資産形成の計画を立ててみてくださいね。

 

LIMO編集部