2025年10月15日は年金の支給日でしたが、このタイミングでいつもと振込額が変わった方がいることをご存知でしょうか。

年金からの天引き額が変動することで、手取り額に変化が生じるためです。 本記事では、10月支給分の年金で振込額が変わる理由や、その対象者に送付された「年金振込通知書」について詳しく解説します。

また、現在の高齢者世代が受け取っている厚生年金と国民年金の平均額についても、年齢別に確認していきましょう。

1. 年金支給日は2ヶ月ごと。次回は12月15日!

公的年金は原則として偶数月に支給されており、直近では10月15日に支給されました。

次回はことし最後となる、12月15日の支給日を待つのみです。

【一覧表】2025年 年金支給日カレンダー

【一覧表】2025年の年金支給日カレンダー

出所:日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」などをもとにLIMO編集部作成

 

  • 2025年4月15日(火) :2月・3月分
  • 2025年6月13日(金) :4月・5月分
  • 2025年8月15日(金) :6月・7月分
  • 2025年10月15日(水) :8月・9月分
  • 2025年12月15日(月) :10月・11月分

公的年金の金額は、物価や賃金の変動に応じて年度ごとに改定されます。 そのため、新年度が始まる4月分が支給される6月は、年金額が変更されることが多いタイミングです。

10月に支給されたのは8月・9月分の年金ですが、なぜこの時期に振込額が変動する人がいるのか、その理由を見ていきましょう。