5. 【自衛官の給与】陸上自衛隊に自衛官候補生で入隊した場合の1年間当たりの年収は433万円
自衛官の仕事は、国の防衛、災害派遣、国際平和協力活動の3つが主な任務であり、国の安全保障と国民の生命・財産を守る、責任重大な仕事です。
有事に備えるための平時の活動や、様々な職種における専門的な業務に携わっています。
その自衛官の給与体系は、国家公務員の給与制度をベースとしつつ、自衛官の任務の特殊性を考慮した独自の体系となっています。
自衛隊の任用区分の中に、一般曹候補生と自衛官候補生という、2つの区分があります。
自衛官募集サイトによると、一般曹候補生は、終身雇用を原則として入隊し安定したキャリアを構築するための制度であり、一方の自衛官候補生は、2年から7年程度を目途に任期制自衛官として勤務する制度です。
5.1 陸上自衛隊に自衛官候補生で入隊後、任期制自衛官として働いた場合の収入
上の図のように、陸上自衛隊に自衛官候補生で入隊後、任期制自衛官として働いた場合の収入は1任期目で865万円(1年あたり433万円)となっています。
※1任期目(採用後の3か月間の教育を含む2年間)
※採用3か月後の任用一時金約34万円を含む
※ボーナスとは別支給の特例退職手当約73万円(1任期目)を含む
また、陸海空それぞれの任期の期間は異なります。
5.2 陸海空1任期ごとの収入
海上自衛隊と航空自衛隊は、陸上自衛隊と任期の期間が異なります。1任期ごとの収入は以下の通りです。
- 陸上自衛隊:約865万円(1年間あたり433万円)
- 海上自衛隊:約1708万円(1年間あたり569万円)
- 航空自衛隊:約1349万円(1年間あたり453万円)
※最初の1任期目は採用後の3か月間の教育を含む
※海上自衛隊は船に乗っているため手当が多くなっている
自衛官募集サイトには、一般曹候補生と自衛官候補生の他にも、さまざまなコースが用意されていることが紹介されています。
自衛官が働く環境は、ここ数年で大きく改善されているそうです。より詳しい情報を知りたい場合は、「自衛官募集」サイトをご確認ください。
参考資料
LIMO編集部

