2024年4月からの厚生年金は、標準モデルの夫婦で23万483円となりました。

ただし、4月分が支給されるのは6月14日なので、実際にシニアの年金額が変わるのはもう少し先になりそうです。

厚生年金は、これまでの給与や賞与の額と加入期間に基づいて決定します。

では、現役時代に年収500万円だった場合に、将来受け取れる厚生年金はいくらになるのでしょうか。

今回は、年収500万円の厚生年金額がいくらになるのか解説します。

記事の後半では、年収別の厚生年金額をまとめているので、最後までご覧ください。

1. 年収500万円の厚生年金の受給額はいくら?

厚生労働省が公表している「公的年金シミュレーター」をもとに、以下の条件で試算します。

  • 22歳から60歳まで会社員として就労
  • 22歳から60歳までの年収は500万円
  • 20歳から21歳まで学生として国民年金保険料を納付
  • 受給開始年齢は65歳

その結果、厚生年金は年間約184万円となりました。

【写真1枚目/全2枚】年収500万円の人の「厚生年金額」シミュレーション!2枚目の写真では「厚生年金の受給平均額」を紹介

年収500万円の人の「厚生年金額」シミュレーション

出所:厚生労働省「公的年金シミュレーター」

月額では約15万3000円となります。

老齢基礎年金の満額が月額で6万8000円なので、老齢厚生年金部分は8万5000円です。

また、64歳まで就労が継続した場合の厚生年金は、年間203万円になります。

では、厚生年金を実際に受け取っている人の受給額は、いくらになるのでしょうか。

厚生年金の受給額について確認しましょう。