40歳代~50歳代「ロスジェネ世代」の貯蓄額は二極化?!「老後生活、心配である」は8割強
二人以上世帯と単身世帯の貯蓄額を確認!
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バブル崩壊後から約10年間の不景気の時代に新卒で就職活動をおこなった世代は「ロスジェネ世代」と呼ばれます。ロスジェネ世代は現在の40歳代~50歳代で、当時は就職先を見つけるのが困難だったことから正社員として働けない人も多くいました。
では、そんなロスジェネ世代は現在どれくらい貯蓄ができているのでしょうか。老後への備えは充分なのでしょうか。
本記事では、ロスジェネ世代の貯蓄額を二人以上世帯と単身世帯にわけて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. ロスジェネ世代の老後への不安はどれほどか
まずは、ロスジェネ世代が老後に対してどれくらい不安を持っているのかを確認します。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」によると、老後が心配であると答えたロスジェネ世代の割合は、世帯主が40歳代の世帯で86.9%、世帯主が50歳代の世帯で83.0%です。
多くのロスジェネ世代が老後に対して不安を持っていることがわかります。
執筆者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。慶應義塾大学商学部会計ゼミにて会計を学んだ後、東京海上日動火災保険株式会社に就職。企業が事業活動を行ううえでの自然災害や訴訟に対するリスク分析・保険提案を3年間行う。「企業が倒産しない」・「事業で安定的に利益を出す」ための適切な保険でのリスクヘッジの提案に努めた。
特に、製造業者や工事業者に対する賠償責任保険や工事保険の提案が得意。取引先企業の社長・経理・人事・プロジェクト担当者など様々な部署への営業活動を行った。上場企業の新規事業に対する保険提案が評価され、全国社員への社内プレゼンを実施した経験もある。
また、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を活かし、取引先従業員に対するNISAやふるさと納税に関するセミナーの実施経験有。現在は、フリーランスとして保険や投資、税金などのお金に関する記事の執筆や個別相談・ライフプランニングの作成・実行支援を行っている。