公立中学校と私立中学校の学費はいくら?

前章では、中学受験をするかしないかで小学生がいる家庭での教育費に大きな違いが出ることが分かりましたが、中学受験の有無によって学費にも大きな違いが出てきます。

文部科学省の調査データによると、公立中学校と私立中学校に通わせた場合のそれぞれの1年あたりの学習費用の平均値は下記の結果となりました。

私立中学校の学習費総額費用は143万6353円で、月にすると必要な学費は約12万円となります。

一方で公立中学校の学習費総額費用は53万8799円で、月にすると約4万5000円が学費となるため、私立中学校と公立中学校では約2.7倍の差が生じています。

私立中学校を視野に入れる場合は、小学生の時期の塾代に加えて、学費も大きな額となるため、トータルでかかる費用を事前に確認しておくことが大切でしょう。

中学生・高校生がいる家庭でのひと月あたりの教育費はいくら?

では次に、中学生・高校生がいる家庭でのひと月あたりの教育費をみていきましょう。

株式会社KG情報の調査データによると、中学生がいる家庭でのひと月あたりの教育費は、「塾や予備校には通っていない」という選択を除くと、2万円以上が20.2%が最も多くなっています。

一方で、高校生がいる家庭でのひと月あたりの教育費は、「塾や予備校には通っていない」という選択を除くと、2万円以上が20.0%、3万円以上5万円以下が18.6%となっています。

塾や予備校といった教育費が、ひと月2万円以上の割合が中学生のいる家庭で約4割、高校生のいる家庭で過半数を占めています。

一方で、中学生・高校生のいる家庭ともに、「塾や予備校には通っていない世帯」も約2割〜3割いることがわかります。