日本で「世帯年収1000万円超」の割合は全体の12.6%

日本の給与所得者の年収1000万円超は全体の5.4%でしたが、「給与所得者」ではなく「世帯年収」の場合は、どのくらい割合に違いが生じるのでしょうか。

厚生労働省の「2022年 国民生活基礎調査の概況II 各種世帯の所得等の状況」によると、世帯年収1000万円超の割合は12.6%という結果になりました。

給与所得者の年収1000万円超は5.4%だったのに対して、世帯年収は全体の12.6%であることから、世帯の合計所得が1000万円超の世帯は給与所得者の倍以上いることがわかります。

近年日本では、共働き世帯が増加傾向にあることから、夫婦で働いて世帯年収1000万円超を目指しやすくなっているのでしょう。

世帯年収1000万円超の共働き率はどのくらい?

約8世帯に1世帯が年収1000万円超となっていますが、世帯で年収1000万円超を目指す場合は夫婦で共働きをすることが近道となり得ます。

総務省の家計調査のデータによると、年収1000万円超の世帯の共働き率は「65%〜75%」となっており、半数以上の世帯が共働きをしていることがわかります。

年収が低い世帯と比較すると、年収が高い世帯ほど共働き率が上昇していることから、共働きの有無が収入に大きな影響を与えているとうかがえます。