2. つみたてNISAでは運用商品が増えている
2023年6月に金融庁から公表されたつみたてNISA対象商品届出一覧を見ると、従来の投資信託に加え、海外(米国)のETFが含まれています。
今までは公募株式投資信託が多かったのですが、ETFも増えています。
これらの金融商品を勧めるわけではありませんが、商品数が増えたことで選択できる商品数が増えています。
しかし、つみたてNISAを利用している(もしくはこれから利用する)金融機関によって商品が違います。
まずはどんな目的で利用するかを考えた上で、運用を検討しましょう。
3. つみたてNISAの商品選びは難しい?
つみたてNISAを利用する方は、運用する初心者の方も多いため、リスクの高い運用商品を選びたくないと言われることもあります。
次のように、国内債券、国内株式、海外債券、海外株式で毎月運用した場合の値動きを調べて見ました。
それぞれの商品によっても運用目的があるので、どれがいいとは言えませんが、参考にしても良いでしょう。
投資信託の名称は出しませんが、それぞれの商品を運用した場合のシミュレーションを紹介します。
表の関係で9ヶ月の表記ですが、実際に運用する際は長く続けることが重要です。
この表では9ヶ月までに9万円を積立運用していますが、国内債券で9万0216円、国内株式10万0314円、海外債券9万1295円、海外株式9万5677円と全ての運用でプラスになっています。
リスクの低い国内債券で運用した場合、216円の利益が出ていますが、国内株式で運用した場合は1万314円の利益です。
リスクの低い商品で運用するよりは、リスクが高い商品の方が、値上がりした時の効果が大きくなります。
ただしリスクも高くなるため、慎重な判断が重要です。