世帯年収1000万円でも貯蓄ゼロの理由3つとは
世帯年収1000万円以上もあるのになぜ貯蓄がないのでしょうか。
推測される理由を以下、3点ピックアップしました。
1. 高い税金などによって使えるお金が以外と少ない
日本では所得控除された所得に税率をかけて課税される「累進課税制度」が適用されています。
高所得者に課せられる税金は思いの外高額です。
その他、厚生年金保険料や健康保険料も、所得に応じて金額があがります。
所得税や社会保険料、住民税などを全て支払ったあとの手取り金額は、年収1000万円の場合、おおよそ730万円程度です。
年間にして270万円程度が、税金と保険料で消えていく計算です。
それでも730万円手元に残る、という見方もありますが、思いの外少ないという印象を持つ方も多いのではないでしょうか。
執筆者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。