初任給の相場はいくらか
そもそも初任給の相場はいくらくらいなのでしょうか。
調査団体により平均は多少前後しますが、今回は厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」を参考に、新規学卒者の賃金を学歴別に確認していきます。
学歴ごとの初任給の相場
- 大学卒:22万5400円
- 高校卒:17万9700円
- 専門学校卒:20万6900円
- 高専・短大卒:19万9800円
- 大学院卒:25万3500円
学歴によって異なりますが、大卒の場合は22万5400円が平均です。
参考までに、業種ごとの「20~24歳」の賃金も見ていきましょう。
- 情報通信業:23万2000円
- 医療・福祉:22万5400円
- 金融業・保険業:22万3500円
- 学術研究、専門・技術サービス業:22万3000円
ただし、初任給は高くても今後の賃金の伸びと比例する保証はありません。
目先の金額だけでなく、生涯を通した賃金や業務内容などを総合的に考える必要があるでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)