収入の不安定さは感じるも、フリーランスとして今後も働きたい人が約8割
前章では、実際のフリーランスとしての働き方の実態について紹介しました。
「フリーランス=収入が上がる」というイメージが世間では強くなっていますが、実際は収入の少なさ・不安定さに障壁を感じているフリーランスのほうが多いようです。
しかし、「収入が少ない・不安定だから会社員に戻りたい」と思っているフリーランスは少なく、このままフリーランスを継続したいと考えている人のほうが多い傾向にあります。
実際、内閣官房日本経済再生総合事務局のフリーランスの実態調査によると、約8割のフリーランスが「フリーランスとして働き続けたい」と回答しています。
フリーランスは実力次第で収入を伸ばせるため、今後受ける仕事の規模を増やすことで、収入の安定性をはかろうとしているのかもしれません。
また、フリーランスは「働く場所や時間の自由」「好きなことを仕事にする」といった、収入以外の魅力があることから、今後もフリーランスを継続したい人が多いのだとうかがえます。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年5月29日更新)