もうすぐ年末調整。iDeCo(個人型確定拠出年金)は節税対策にもなる
これから会社員の方々が行う「年末調整」。年末調整とは、その人が本来納付すべき所得税と復興特別所得税を精算する制度です。
毎月天引きされていた税金は控除などが考慮されていないため、年間給与が確定する年末に年末調整を行います。年末調整により、税金の追加徴収が必要であれば払い、多く払いすぎていれば還付されることになります。
控除には実に多くの種類がありますが、iDeCoに加入し掛け金を払っている方は「小規模企業共済等掛金控除」が利用できます。
iDeCoに加入すると、生命保険料などの保険料控除証明書と同じように、毎年「小規模企業共済等掛金払込証明書」が自宅へ届きます。
その用紙を会社に提出することで、その年に払った掛け金の全額が控除の対象となるのです。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。