万が一の時の保証はパート主婦に必要か
遺族厚生年金や障害厚生年金など、万が一の時の保障が手厚くなるのも社会保険加入のメリットです。万が一なので起こらない可能性もありますが、誰にも起こり得るからこそ備えがあれば安心です。
また「健康保険」では、病気やケガ、出産で休む場合、一定期間給与の3分の2相当が受け取れます。たとえば「傷病手当金」では、病気やケガで働けなくなった日から起算して3日後から働けない期間(最長1年6カ月)支給されます。
現代では共働きが主流となっており、パートで働く女性が多いですが、万が一のことがあった場合、特に教育費や住宅ローンなどを抱えているご家庭では家計が圧迫されるでしょう。病気療養中の治療代や入院費用、また生活費が増えたり、子どもにかかるお金が増える場合もあります。
女性も家計の担い手として働く現代では、こういった保障があると心強いでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。