60歳代の貯蓄2000万円以下は約7割「年金不足」は働くだけで足りるか
高齢者の生活費もチェック
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総務省が2022年9月18日に公表した「統計からみた我が国の高齢者」によれば、高齢者の就業者は18年連続で増加し、909万人と過去最多になっています。
同資料によれば60歳代前半の71.5%が、60歳代後半の50.3%が就業しており、今や60歳代で働くのは普通といえるでしょう。
2022年度は年金受給額は昨年度より0.4%減額されており、年金や老後への不安、また物価高もあり働く高齢者は増えていると考えられます。
老後資金である貯蓄を守る、増やすには仕事による収入があると安心できますが、はたして働くだけで大丈夫と言えるのでしょうか。高齢者の所得や60歳代の貯蓄を見ていきます。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。