「貯蓄ゼロ」 の割合に安堵する人の盲点。貯蓄必要額は他人と比べられない
60歳代でも約2割は貯蓄なし
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9月も後半となりましたが、物価の上昇はさらに加速しているように感じます。
株式会社くふうカンパニーが行った「節約意識に関するアンケート」によると、今年7月の支出額が昨年7月に比べて「増加した」と感じている方が約9割にのぼったことがわかりました(2022年9月15日公表)。
中でも物価高を感じる項目の1位は食料品。次いでガソリン、電気、日用品と、「生活必需品」が続きます。
将来に向けて貯蓄を頑張りたい人にとって、昨今の物価上昇は心が折れやすい減少ですよね。そんなとき、ふと周りの貯蓄額が気になることもあります。
実は、各年代とも一定の割合で「貯蓄ゼロ」が存在します。貯蓄の実態を知ることで「ウチは安心」と解決してしまうことも。しかし、本当にそれでいいのでしょうか。
今回は年代別の貯蓄実態を探るとともに、貯蓄をする上で必要なポイントをまとめていきます。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)