40~50歳代「就職氷河期」の貯蓄は二極化傾向。老後を心配する人は8割以上に
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1ドル=144円という円安、コロナの拡大、大幅な物価高など、景気に不安を感じる今日この頃。
かつて1993~2004年ごろ、就職氷河期を過ごした人々の就職時期も、大きな不安との戦いだったのではないでしょうか。
この世代はロスジェネ世代とも言われ、バブル崩壊の影響を受け、正社員ではなく非正規雇用で働くことになった人が多くいます。
そんな人々も、そろそろ40~50歳代となり、老後について真剣に考える時期となりました。就職氷河期世代の方々が老後の生活を考えるには、同世代の貯蓄状況や老後に対しての考えなどを参考にすると、具体的なイメージが湧きます。
今回はさらに、老後の資金準備と合わせて考えておきたい問題についてもまとめます。
執筆者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。会計事務所で10年、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として14年勤務したのち、FPとして独立。ひとりひとりのお金に対する価値観を大事にしながら、ムリのない節約術を提案している。他のメディア媒体でも、お金に関する記事の執筆を行う。読者がすっと理解できるよう、文章の構成や表現などを意識している。LIMO編集部では、お金やペットの記事を執筆。自宅では、3匹の猫(12歳~19歳)と暮らしており、猫の健康管理や介護は得意分野。趣味は、落語、宝塚。愛読書は、P・G・ウッドハウスのジーヴスシリーズ(2023年11月20日更新)。