厚生年金は平均14万円も、鵜呑みにすると痛い目に!?【グラフで見る】年金制度の盲点&老後のピンキリ事情
厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を読む
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老後の暮らしを支える柱となるのは、多くの場合「公的年金」でしょう。
老後の必要額や年金受給額の目安は、遠い将来を見据えたお金の計画を立てる上で、ある程度は把握しておきたい項目ですね。
厚生労働省の「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」では、サラリーマンだった人が受け取る厚生年金の平均月額は約14万円と公表されています。でも、この金額を鵜呑みにしてマネープランを練ることは避けたほうがよいかもしれません。
今回は、年金のしくみをイメージ図で解説、今のシニア世代が受け取る厚生年金の金額分布をグラフで確認しながら、「厚生年金の平均14万円」という数字を深掘りしていきたいと思います。
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執筆者
早稲田大学第一文学部卒。学参系編集プロダクションなどで校正・校閲・執筆を学ぶ。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務において15年以上の経験を持つ。現在はLIMO編集部において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集に携わる。紙媒体での経験を生かし「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。