「貯蓄下手の人」にありがちなNG行動3.お金の置き場所が一つだけ
「貯蓄下手な人」の共通点として、お金の置き場所が一つに限られている場合が多い印象があります。
一つの口座なら総資産の残高が見やすいですが、生活資金と貯蓄が混在するため、収支の管理がしづらいでしょう。また、ついつい使えるお金が大きく見えるため、お金が出やすい環境になります。
「貯蓄上手な人」の共通点として、お金の置き場所を複数で管理されている方が多いです。
お金を用途別に色分けして、「生活用口座」と「貯蓄用口座」を別で管理したり、給与受取を複数の口座に分けていたり、お金を管理しやすい環境づくりができています。
まずは、目的別に金融機関を分けて、「生活用口座」と「貯蓄用口座」のようにそれぞれの口座を持つと支出管理がしやすくなるでしょう。
ネット銀行などは簡単に口座開設もでき、ATM手数料も安い傾向があるので、貯蓄用口座として活用するのも良いでしょう。
一方で、複数の金融機関を利用したくないという場合には、定期預金や安定して運用のできる金融商品に資産分散するという選択肢もあります。
「日々の生活費」と「貯めるお金」「使い道が決まっているお金」と目的に応じた置き場所を考えると良いでしょう。
執筆者
滋賀県彦根市出身。龍谷大学国際文化学部卒。大学卒業後、滋賀銀行に入行。主に個人向けコンサルティング営業に従事。若年層から富裕層までの幅広い層のお客様に対応し、これまで1000世帯以上の資産運用に関する相談経験をもつ。資産形成から相続サポートまでのライフステージに応じた相談を得意とする。社内研修の講師を務め、若手社員の人材育成に貢献。社内表彰多数。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。一種外務員資格(証券外務員一種)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。