「投資FIRE」の落とし穴。本当に「早期リタイア=幸せ」なのか
投資FIREのメリットとリスクを考える
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近年盛り上がりをみせるFIREブーム。
経済的自立と早期リタイアを意味する「FIRE」(Financial Independence, Retire Earlyの略)に、憧れを抱く方も多いのではないでしょうか。
FIREを行うための不労所得作りとして代表的なのが不動産や株式、投資信託、債券などです。
FIREを行うにはまとまった資金が必要であり、いずれもリスクがあるため知識や経験が必要と言えます。
そんなFIREブームですが、たとえば株式を保有していて株価が下落すれば当然元手となる資産が減り、回復するまでには数年間という年月がかかる可能性もあります。
いずれの手段であれ、基本的には長期的に持続・成長すると思える資産を保有することを基本としますが、そうならなかった場合にはFIREの前提自体が崩れてしまうこともあるでしょう。
ブームにのるのではなく、何かをはじめるにはそのリスクや注意点と向き合うことが重要です。
今回は投資FIREの落とし穴と、そもそも早期リタイアが幸せなのかについて考えていきましょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。