円安のリスクに備えるにはどうすればよい?資産を世界中に分散させるのがポイント
円高と円安の違いを分かりやすく解説
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2022年に入ってから、世界的に不安定な相場が続いています。ロシアによるウクライナ侵攻や、長引くコロナ禍の影響で、原油価格や物価が急激に上昇しました。
物価上昇を抑えるため、米国の中央銀行は政策金利の引き上げを行いました。その結果として、円安が進んでいます。物価上昇や円安が急に進んだことで、景気の先行きへの不安から、株式市場も混乱しました。
講師を務めているセミナーでは、以下のような質問をいただく機会が増えています。
「円安で投資を続けるのが不安です」
円安では投資を始めるのに不利な状況ではないでしょうか。この後、円高になるのを待ってから始めたほうがよいのでしょうか。円とドルのどちらのリターンを見ればよいのかわかりません
今回の記事では、円安が進んでいる環境において、資産をどのように守っていけばよいのか、基本的な考え方をご説明します。
執筆者
ウェルスナビ株式会社
ウェルスナビ株式会社セミナー講師/1級ファイナンシャル・プランニング技能士
同志社大学卒業後、証券会社に入社し個人向けの資産運用アドバイス業務を行う。保険会社に移り保険代理店向けの経営企画や教育・研修に携わった後、信託銀行で証券投資・相続対策・不動産管理等の資産のコンサルティング業務に従事。2018年11月、働く世代が豊かさを実感できる社会をつくりたいという理念に共感し、ウェルスナビにセミナー講師として入社。これまでに、500回以上の資産運用セミナーに登壇し、参加者からの多くの質問にも答えている。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引士。