新年度が始まり、もうすぐ1ヵ月が経とうとします。「2022年度は年収アップを目指したい」と目標を立てた方もいるでしょう。

年収の目標としてあがりやすいのが1000万円。実際に日本で達成している人はどれくらいいるのでしょうか。

給与所得者のうち「年収1000万円」を超える割合を眺めたあと、世帯年収で1000万円を超える家庭の「貯蓄事情」などを確認していきます。

日本で「年収1000万円」は何パーセントいるのか

まずは国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」から、日本で年収1000万円の方が何パーセントいるのかを確認しましょう。

出典:国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」

国税庁の資料によると、給与所得者のうち「1000万円超 1500万円以下」に位置するのは3.4%(男性5.2%、女性0.7%)。

一握りであることがわかります。

1000万円以上に範囲を広げても4.6%にとどまります。日本で年収1000万円を達成できるのは、ほんの一握りであることがわかりますね。

では世帯年収で見るとどうでしょうか。