元保険営業マンが伝授「老後を見据えた保険の考え方」
では老後のことまでを考えた場合、どのように保険を活用するべきなのでしょうか。
生命保険
生命保険の役割は、自分が死亡した後「大切な人にお金を残す」というものです。
多くの場合は配偶者やお子さんなどのことを考え加入するのですが、実はこの「残すべき金額」というのは年々変化していきます。
例えばお子さんが小学生の時は、小・中・高・大学分の教育費が必要ですが、高校生になれば高校・大学分の教育費で済みます。
お子さんが成長すれば、「受取る保険金」は減らしても問題ないのです。
そこで一定期間保険金額の変わらない通常の生命保険ではなく、受取る保険金額が年々減っていく「収入保障保険」を検討します。
受取る保険金額が年々減少する分、通常の生命保険よりも保険料が安くなるため、浮いた分の保険料を貯蓄などに回すことができます。
執筆者
アフィリエイテッドファイナンシャルプランナー(AFP)/JSA認定ソムリエ/元歌舞伎役者
元歌舞伎役者・ファイナンシャル プランナー・ソムリエという異色の経歴を持つ。大学卒業後、広告代理店制作部のコピーライターとして職に就くも一転、人間国宝四世中村雀右衛門に入門。15年間歌舞伎座・国立劇場などの舞台に立つ。役者時代の芸名は、大谷友三郎(おおたにともざぶろう)・中村京子郎(なかむらきょうしろう)。プジョーシトロエンジャポン入社後、シトロエン新車販売で日本一のセールス成績を3回おさめる。のちソニー生命保険株式会社にスカウトされ入社。AFP・住宅ローンアドバイザーの資格を取得、家計コンサルティングをしながら生命保険・損害保険を販売。その後JSA認定ソムリエの資格を取得。ソムリエ兼支配人として、東京広尾のブルゴーニュとシャンパーニュの古酒専門フレンチレストラン「レヴェレンス」を運営(~2018年)。