新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の収束はいまだめどがたっていません。私たちの生活をとりまく経済も不安定な状況が続いています。

外出自粛や休業要請の影響を受け、個人消費も落ち込んでいます。その一方で、1年後の物価については「今よりも上昇する」と予想している人が多いことがわかりました。

コロナ禍で、既に収入減に見舞われたり、今後を不安視する声は後を絶ちません。この先もし物価が上昇しても耐えられるように、今こそ家計を引き締めていきたいですよね。

「1年後は物価上昇」の予想が多数派

2020年8月に内閣府が実施した「消費動向調査」では、1年後の物価について、「今よりも上昇する」という回答が「低下する」という回答を大きく上回りました。

その内訳としては、上昇幅が「2%未満」が23.9%、「2%以上~5%未満」が30.9%、「5%以上」が20.3%で、全体の75.1%が「物価は今よりも上がる」と予想しています。「低下する」と予想した世帯は9.3%で、大きな差がみられる結果となりました。

今は停滞している経済も1年後には回復傾向にあると予想したり、コロナ禍で落ち込んだ消費が反動で上向くと考えたりする人が多いのかもしれません。

今こそ家計を引き締めよう。

多くの人の予想通りに物価が上昇するかどうかは予測できません。また、コロナ禍のような想定外の事態が再び訪れる可能性はゼロではありません。

日頃から家計を引き締めておくことで、少しでも安心したいですよね。でも、ただでさえ不安定な状況が続いてストレスが溜まりがちなところへ、あれもこれも我慢して節約を頑張る…というのは、心身ともに悪影響を与えそう・・・。

そこで、日頃のちょっとした工夫で節約につながるような、気軽に実践できる家計引き締めのコツをご紹介します。