本来、退職はネガティブなものばかりではない
米国の労働市場では「退職=ネガティブ」というイメージはあまりありません。むしろ、同じポジションに長く腰を据えている人ほど、「現状のコンフォートゾーンから抜け出さず、同じ仕事に甘んじる、変化への適応力に乏しい人物」とすら見る人もいるのです。
しかし、日本においては未だに「同じ会社で、一つの分野を極めながら出世を目指して努力する」という職人気質な姿勢を、ポジティブに見るビジネス文化が残っています。そして正社員であれば、よほどのことをしなければ会社からクビになることはありませんから、「自主退職=本人に問題がある」という偏見は未だに色濃く残っていると感じます。
労働市場の流動性の悪さが、ますます流動性を悪化させるという「負のスパイラル」を生み出しているのではないでしょうか。
執筆者
高級フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」代表
起業家/投資家/ジャーナリスト
関西外国語大学入学、在学中にシカゴDePaul Universityへ留学し会計学を専攻。大学卒業後、ブルームバーグLP、株式会社セブン&アイネットメディア、株式会社コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て、熊本の三ッ星フルーツギフト「水菓子 肥後庵」を起業。ビジネスジャーナリスト、作家、講演家。投資家でもあり、株式・国内外の不動産・FX・仮想通貨などに幅広く投資。資産数十億円超のビリオネアとの投資やビジネス経験を活かして、『年収1億円超の起業家・投資家・自由業そしてサラリーマンが大切にしている習慣 “億超えマインド"で人生は劇的に変わる!』を著書に持つ。英会話スクール・語学留学より圧倒的に低コスト&最短最速で身につく「英語多読の入門講座」を無料動画で開講中!