みなさんは、どんな人がお金持ちになるのだろうと思ったことはありますか?

一般に、数千万円あるいはそれ以上の年収を得ているような人は、同時にいくつもの仕事や決断をこなすことが要求されます。そのため、短時間で効率的に物事を進めていけるという資質が、お金持ちになる一つの大切な要素になるのです。

今回は行動経済学の研究を使って、お金持ち体質になるための2つのアプローチを解説していきます。

1. 他人の給料を気にしない

行動経済学では他人の給料を知っても意味がないこと(むしろ不幸になってしまうこと)が明らかになっています。以下に、その3つの理由をまとめます。

やる気をなくす

他人の給料を知っても意味がない理由の1つ目は、他人の給料を知るとやる気がなくなってしまうという研究結果があることです。

2015年のシカゴ大学・Anat Bracha氏らの研究では、以下のような実験が行われました。

出来高払いの仕事において、給料が低いグループと高いグループに分けます。初めは、両グループ間で作業効率に差はなかったものの、皆に参加者全員の給料を知らせたところ、給料の低いグループの作業効率が下がりました。