政府は、100万人ともいわれる就職氷河期世代の支援策として、国家公務員の中途採用枠で重点的に採用する方針を決めました。具体的には3年間で正規雇用を30万人増やすことを目標としています。
就職氷河期世代とは、バブル崩壊後10年ほどの期間に新卒の時期を迎えた世代で、「ロスト・ジェネレーション」(ロスジェネ)とも呼ばれています。彼らのなかには、正社員になれずに非正規労働者として社会人生活を送っているケースも目立ちます。そして収入が安定せず、結婚や出産・妊娠ができない人も中にはいます。就職氷河期世代の独身者が、老後のためにできる資産形成・運用について考えていきます。
40代単身世帯の金融資産はどれくらい?
では、40代独身者のお金事情についてデータから見てみましょう。金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]平成30年調査結果」(各種分類別データ)によると以下のようになっています。
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LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。