10月15日(水)は2カ月に1度やってくる公的年金の支給日です。
この日、「老齢基礎年金」「障害基礎年金」「遺族基礎年金」に加えて、「年金生活者支援給付金」が振り込まれる人もいます。
基礎年金を受給中で、新たに給付金の対象となった方には、すでに9月に日本年金機構からみどり色の封筒で「年金生活者支援給付金請求書」が送付されています。この請求書が届いた方は、給付金を受け取るための手続きが必須となります。
本来の提出期限は令和7年9月30日ですが、これに間に合わなかった場合でも、令和8年1月5日必着で請求書を提出すれば10月分から遡って受給できます。
この記事では、年金生活者支援給付金について以下のポイントに沿って解説していきます。
- 支給要件:どのような人がもらえるの?
- 給付額:いくらもらえるの?(納付状況別の早見表つき)
- 手続き方法:どんな手続きが必要なの?
1. 「年金生活者支援給付金」とは?
「年金生活者支援給付金」とは、公的年金を含めてもなお所得の低い世帯を対象とする給付金です。2カ月に一度の年金支給日に、公的年金に上乗せして支給されます。
近年しばしば実施されている「住民税非課税世帯への給付金」などの一時的な支援とは異なり、要件を満たす限り継続して受け取ることができる恒久的な支援制度です。
年金生活者支援給付金は、以下の3つの種類があります。
1.1 年金生活者支援給付金は3種類
- 老齢年金生活者支援給付金(補足的老齢年金生活者支援給付金)
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
それぞれの支給対象者を確認しましょう。